No.069_大阪の漢字をモチーフにしたブランドロゴマークをデザイン致しました。

和泉市のブランドの漢字をモチーフにしたシンプルなロゴマーク

大阪にある、和泉市に関連するロゴデザインです。※依頼受注ではなくコンクール出品・採用デザインです。

和泉市で生産される木材について、質の高さが認められ「おおさか材認証制度」に認証された事をきっかけとしており、ロゴなどを作成しブランド化してその良さをアピールしていこう、認知を広めていこうという事でシンボルとなるロゴのデザインのコンクールが開催されました。

参加して出品するにあたり、「和泉市の木材である事をアピールするにはどうすれば良いか?」「市民の方にも親しみを持って頂くにはどんなデザインにすべきか?」と言うことを検討し作成致しました。ポイントの一つとして、ブランドのネーミングもまだ決まっていない状態でした。そのため「どのネーミングになっても使用出来る」と言うことも考えなければいけませんでした。

木材である、という事については木をイメージした何かを入れれば表現できるとして、それにプラスして和泉市に関連するものを融合したいと言うテーマを設け、検討致しました。漬物とか田んぼ(自然)とか色々ピックアップしていく中で、この街に越してきた時に「いずみ」を「和泉」と書くのが印象的だった事を思い出し、「和」の文字をモチーフにすればネーミングに左右されず「和泉産」という事を象徴できると言う考えに至っています。ちょうど「和」の漢字は右側がシンプルな四角形になってますので、それを年輪にする事でテーマを解決しようと試みました。

木材の丈夫さを表すため、直線的で太いラインで描いたしっかりとしたデザインにしています。あまり凝りすぎず、シンプルで覚えやすくシンボリックなイメージに致しました。また、この街(というか南大阪、泉州地域ですが)の特徴として、だんじり祭りがあります。この祭りに対する地域の人たちの思い入れはとても強く、祭りの時には町の紋章が背中に入った法被を皆さんが着る事からも、漢字をモチーフにした町紋のようなデザインであれば、市の方たちに受け入れやすく愛着を持って頂けるのではと考えています。

斬新さや奇抜さ、芸術的な面白さやアイデアの特異さを目指すのではなく、昔から使用されていたような、街や市にとって馴染みや親しみがあるロゴを目指し制作しています。

このロゴはシンボルとして商工祭りなど様々な機会にご活用頂いています。

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