No.085_大阪のシステム会社の商品ロゴデザインを作成致しました。

大阪にて業務用システムの開発などを行っている会社様の、商品(ソフトウェア)用のロゴデザインを作成させて頂きました。

営業支援用のシステムです。自社で開発され、クライアントに導入して頂く事によって、営業活動(特にルート営業)の効率をあげる事ができるシステムとなっています。訪問先のルートを登録する事が出来、業務や営業先の引き継ぎ等にも大変有用に活動できるシステムです。システムのロゴとして、印象に残りキャッチーである事、信頼感もありつつ親しみやすさもあるロゴとして作成致しました。

開発された方は元々知人でもあり、システムの事自体も以前に聞いた事があり知っていたため、初回の打ち合わせでざっくりとしたラフ案を作成して持参致しました。

ラフ案を打ち合わせに持参する事で、どのような方向性が良いか、色のトーンや硬さなど具体的に話す事が可能となり、お互い(クライアントとデザイナー)の認識をよりしっかりと一致させる事が出来ます。今回は、ラフ案を一緒に見ながら「キャラクター性が欲しい」「明るいイメージ」「明るい緑と青」など、システムの内容やターゲットだけでなくデザインの方向性についても話す事が出来ました。

次の打ち合わせ時にて正式な初回デザインを提出致しました。

「明るいイメージ」の中でも多少の硬さがあるものからポップなものまでを用意し、一緒に話し合いました。企業向けのシステムという事もあり、ポップ過ぎるのも良くないのでは?といった意見や、今回のデザインについて好意的な箇所、ふさわしくないポイントなどを検討致しました。ルート営業のシステムのため、「行って帰ってくる」=帰る=蛙、というような提案をしましたが「ちょっと意味がわかりづらい…」など、お互い忌憚なく感想や意見を出し合いブラッシュアップを図ります。左上の案の文字と色、また右中段のイメージや車のイラストが好印象だったため、その2点を元に改善案を検討致しました。

次の打ち合わせ時にはデザインデータを入れたノートPCを持参し、提案を行いました。蛙に変わるキャラクターを何にするか大変悩みましたが、「見る」というワードから「メガネザル」をモチーフとしました。フクロウなども考えましたが、メガネザルであればあまり他ではロゴとして使われていないモチーフでもあり、目が大きく「見る」「見える」というテーマがわかりやすいと考えたためです。お互いにノートPCで画面を見ながら、「こうするとどうなる?」「こんな色のつけ方は?」など、出た意見を取り入れたデザインをその場で作成する事で、効率よくたくさんのバリエーションを確認しながら進行致しました。

自宅に戻り、さらなる細部の調整などを繰り返します。(下図は何が違うかわかりにくいですが、文字のバランスや車の位置など細かな検討を行っています)

微調整を行いロゴが完成・納品致しました。メガネザルのアイコンは黒フチがなくてもいいように思えたため、フチなしバージョンも併せて納品しています。名称の文字については文字の形をあまり崩さず読みやすいイメージに。適度な硬さがあり信頼感もありますが、角を少し丸くする事で温かみと親しみやすさを出しています。地図上を走る、道(ルート)を進んでいくイメージや行き先をRの文字で表し、メガネザルのキャラクターと車のアイコンで明るい印象に致しました。

システムについては、クライアントが社内で使用する事がほとんどのためあまり外観(デザイン)が重視されていない事がほとんどです。しかし今回のようにロゴを作成する事で自社システムの販売においてイメージ戦略の重要な役割を果たしたり、また自社内システムの場合であっても、ロゴだけでなく全体的な画面デザインが優れたものである事で使用するスタッフ様のモチベーションが上がるなど、デザインによってシステムがより活かされるものとなります。

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