No.112_大阪の企業のロゴデザインを制作致しました。

企業のロゴデザイン

大阪にて、企画やコンサルティングに関する業務を行う会社のロゴデザインを制作させて頂きました。

●1.ロゴデザイン制作のご依頼の経緯

こちらの企業様は、ダイバーシティやインクルージョンと言った事をテーマにした業務を行われています。
既に10年以上使用しているロゴをお持ちの状態でしたが、新たに会社のシンボルとなるロゴをリニューアルし、
また、ウェブサイトや名刺など各種ツールも刷新を図る事によって、イメージアップや認知力の強化を目指していく事となりました。

●2.シンボルマークについて
シンボルマークのデザイン

完成したシンボルマークは、元々使用されていたロゴからの繋がりや進化を感じさせるデザインとなりました。
既存のロゴが蕾のような印象を感じるデザインでしたが、企業として10年以上の歴史も経過し、開花するような華やかイメージとなっています。
また、ダイバーシティ=多様性や、人々が自分の能力を活かしイキイキと働く事、そしてそれが組織の活性化へ繋がっていく様子を描いたデザインです。
色も元は緑メインだったのですが、明るく元気で華やか、躍動感がありかつ品もあるブルーをベースとしたデザインとなり、
新旧のロゴの関連性や繋がり、ストーリーがありながらも、一新したものとなっています。

●3.ロゴタイプ(社名書体デザイン)について
ロゴタイプのデザイン
社名を表す書体のデザインについては、シンプルながらも独自性のあるものを制作しました。
シンボルマークの柔らかで丸みのあるフォルムに合わせ、先端が丸く曲線的に描いたデザインにして統一した世界観を出しています。
爽やかで明るく親しみやすく、かつ企業ロゴとしての信頼感もあるデザインです。

●4.デザイン制作の経緯

制作の経緯として、まず打ち合わせ時には下図のようなイメージマトリックスなどの資料を持参し、内容を伺いました。
このような資料を共有して話をする事で、双方の認識やイメージ、方向性のブレを極力少なくし、ロジカルに話を進めていく事ができます。
例えば、「左上の方のデザインは個人的には好みではあるけど、エステなどのお店っぽいため、今回の会社のロゴとしてはふさわしくないと思う」など。

初回の打ち合わせ(ヒアリング)の結果、
●既存のロゴから新しくなったイメージ
●企業、会社、組織としての認知力や認識を強めたい
●明るく品のあるイメージ
●色味や空間にこだわった美しくシンプルでスッキリとしたデザイン
などのポイントが浮かび上がりました。

上記の内容から、初回案の提出ではまずは数を少し多めに提出し、それを見ながら方向性をより絞っていくようにしました。
提出時には、提案自体の全体的な構成の意図や、それぞれの方向性のメリット、意味を解説するページを設けました。

 

この案件では上図説明のような、大きくは3つの方向性のグループに分けてデザインを提出しています。

1.イニシャルをモチーフにする事で企業らしいイメージを出し、会社組織としての認知力を強める事をテーマにしたデザイン
2.ダイバーシティにおける組織改革のプロフェッショナルとして、多様性を抽象的に表し専門家としてのイメージを表したデザイン
3.大手企業のようなシンプルで簡略化されたイメージにより、品質と信頼感、企業としての信頼感を出したデザイン
の3方向での提案です。

また、提出時には、デザイン画やコンセプト説明のみでなく、実際に名刺に使用した場合のイメージ図や、
単色(黒ベタ)、白抜きなどのバリエーション例も添付し、より使用する際の想像をして検討しやすいようにしています。

提案の結果、
1.の、Qをモチーフにして企業らしさをアピールする方向性は良いと思う。
2.も少し気になっており、華やかなイメージや現在のロゴとの関連性を感じるのが良い。
3.はかなりシンプルな分、他社のロゴにどこか似ている印象を感じてしまう。
というご意見を頂き、1と2の方向性で再度提出する事となりました。
ご意見をベースに、新たにデザインを制作し提出しています。

制作したデザイン群の一部です。
この時点で、上図中段右側のような、華やかさや動きがありつつ既存ロゴとのストーリー性を感じるデザインをコアとする事となりました。
さらに修正と提出を重ね、微妙なバランスやカラーリング、トーンの検証と比較を行い完成しています。

最終的に、華やかで明るい上品なイメージながら企業らしさもあり、一色でも使用できるシンプルなロゴが完成致しました。

●5.英文バージョンの制作

海外との取引も行われている事や、ウェブサイトが英語版に切り替わる仕様のため、社名を英文で表記したバージョンのデザインも制作しました。
ロゴデザイン英文バージョン

まずは日本語のデザインと近い印象の案を制作したのですが、英語バージョンについてはより爽やかなイメージ、
シンボルマークと共通性のある、流れるようなスタイリッシュさ、柔らかさや上品さが欲しいとのご意見を頂き、再提案を経て完成しています。

●6.名刺、封筒への展開

名刺と封筒のデザイン制作と印刷も担当させて頂きました。
名刺、封筒のデザイン
白をベースに、ロゴが映えるようなデザインにしています。
シンプルなイメージにして企業らしさと信頼感のあるデザインに。
名刺については、パールホワイト素材の紙を使用して光沢のある綺麗な仕上がりとなりました。薄っすらと透明感のある表現を施したロゴが、
綺麗な素材の紙と馴染むデザインになっています。

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