No.115_大阪の建設会社のシンプルなロゴデザインを制作しました。

建設会社のロゴデザイン

大阪にて防水工事を行う建設会社の様のロゴデザインです。

●1.ロゴデザイン制作ご依頼の経緯

元々は個人事業として営業されていたのですが、屋号(社名)変更し法人化に伴いロゴを作成・使用したいとの動機からご依頼下さいました。
打ち合わせでは「必ず必要だと思っている」とロゴの重要性を感じ取られており、
名刺やヘルメットなど各種ツールにロゴを使用する事で会社としての信頼感を出し認知を強めていきたいとの事でした。
また、今回は社名を制作する必要はなくマークを作りたいとの事で、シンボルマークのみの制作となりました。

●2.シンボルマークについて

建設会社のロゴデザイン

打ち合わせにて、社名の頭文字である「恩」の文字が非常に想いが集約されている事に気付きました。
そのため、「恩」と言う文字の造形をモチーフとして制作したデザインです。
社名に込められた由来や理念、街の名前として、「栄えても恩智を忘れない」「恩を大切にする」「人から受けた恩で栄える」などの想いがあり、
「恩」の文字をシンボルとして各種ツールに使用し常に近くにある事で、前述の想いを常に意識する、忘れないようにすると言う事をコンセプトにしました。

テイストとしては、建設業を営む会社としての信頼感が大切であったため、「明るい」「親しみやすい」などのイメージはNGに。
「堅実」「誠実」「落ち着いた」「企業らしい」「普遍性」と言ったワードをテーマに、シンプルで品位のあるロゴにしています。
色についても深みがあり落ち着いた印象と信頼感があるカラーとして紺を選択しました。

●3.デザイン制作の経緯

この案については、「恩」をどのように上手く簡略化しシンボル化するか、と言う事に注力しました。
シンプルなデザインですが、省略具合や線のバランスなど、検討して制作しています。
また、「曲線よりは直線的」「細い線よりも太い線」「線よりも塗り」「ヘルメットに入れるため収まり良く」など、
自分の中で客観的に方向性を導いてから作成しました。

漢字をモチーフにシンボル化したロゴ

上図のように、初めはグリッドを利用して数値的に均等になるような割合で制作していますが、バランスが綺麗に収まらないため、
最終的には視覚的に調整を行っています。特に縦の線と横の線では、同じ線幅だと横の線が太く見えるという視覚的な錯覚があるため、
横の線を少し細くするなど微調整しています。

提出時には、デザインとコンセプトを説明した文章だけでなく、
実際に使用する予定があった名刺やヘルメットに使用したイメージ図を添付しています。
使用図を提出する事で、お客様が実際に使用した場合をより具体的にイメージしやすくなります。

ロゴ提案時のイメージ資料

●4.ロゴの汎用性

(他にも案を出していますが)初回の提案にて気に入って下さり、ご決定下さいました。
ごくシンプルなデザインのため、モノクロや白抜きでも使用できる汎用性や普遍性の高いロゴとなっています。
業種にもよりますが、会社のロゴの場合はとても重要なポイントとなります。
納品データとして、カラー、黒ベタ、白抜きそれぞれのデータを納品しています。

ロゴデザインのモノクロイメージ ロゴデザインの白抜きイメージ

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