車の買取や販売、査定などを行うショップ用のロゴデザインを作成させて頂きました。

1.デザインのポイント

ロゴを作成し、お店の外観や看板に使用したい。というご依頼です。
見てすぐ分かるよう、業種（車関連）らしいイメージを出したい…と言うご希望がありました。
そこで、車メーカーのブランドロゴのような、エンブレム調のデザインを作成致しました。
特定のブランドの車を取り扱っているわけではないため、どこかのメーカーとの関連性を感じるようなデザインは避ける必要がありました。
特にレクサスがイニシャルが同じLですので、懸念されている点でもありました。
お名前が明るく元気な印象であり、またターゲット層も幅広い中でもファミリー層がメインのため、
敷居の高さや重厚感が出ないように注意してデザインを制作致しました。

2.制作の経緯

上の図は、初回時に提案したデザインです。
元気で快活な躍動感や、車関係らしいエンブレム的イメージ、または多少のスポーティさをテーマにデザインを制作しています。
結果として、上図の左上のデザインをベースに進めることになりました。
シンボルマーク（エンブレム）はほぼOKを頂きましたが、文字デザインをもう一検討したいとのご希望を頂きました。
看板などには文字だけを使用することも想定されているため、文字だけになった時でももう少し特徴を出したいというご理由です。
そこでもう一度、店舗が出すべきイメージを検討しました。
印象的でありながらも読みやすく、業種らしい印象もありつつ親しみやすさもある…
直線的よりも曲線的、
細さよりも太さ、
静的よりも動的、
というようにポイントを考え目指して作成しました。
とりあえず何となく作るのではなく、デザインの根幹となるイメージを検討してから制作する事で、
悩んだり無駄なものを作る事がなくなります。
また、お客様にも
「なぜこのデザインが良いのか」という事を説明すべきだと思いますので、
ロジカルな考え方はとても重要になります。
制作したデザインは、全体的に斜体にすることでスピード感があり車関連らしいイメージに。
Lの縦のラインやe、sと言った文字の丸みを強くし、安心感もあるテイストにアレンジしました。太さなども微調整しています。
文字の下部に風のような曲線を加え、文字だけでも業種らしいスピード感や印象的なイメージのあるデザインにしました。

3.完成

白抜きでもしっかりと目立つデザインにしています。

ロゴ完成の後日、お客様から実際の店舗にロゴを使用しているお写真をご送信頂きました。
この案件は遠方のため電話とメールのみで進行致しましたが、実際にモノになった形を見ることができて大変ありがたく思います。