不動産業を営む企業の、社名ロゴタイプ（文字）のデザインを作成させて頂きました。

1.企業ロゴとしての立ち位置

この案件は、ロゴタイプ（文字を図形化したもの）のみのデザインです。
文字だけのデザインですが、企業としての信頼感や堅実さ、誠実さを感じるよう装飾性をつけずシンプルなロゴを作成しました。
シンプルであることで、時代や流行に左右されず普遍的で、永く使用する事ができます。
この企業様はすでに別の会社があり、そちらでもシンプルな文字のロゴデザインをご使用でしたので同じ色（赤）を使用して統一したイメージを出しました。

2.デザインのポイント

 

文字は四角いフォルムをベースにした、安定感のあるイメージに。一文字ずつオリジナルで制作しています。
太い線で力強くどっしりとした印象となっており、角は大きくカーブを描くことで多少の親しみやすさ（安心感）もあるデザインに致しました。
経験上の個人的な感覚ですが、会社名の文字デザインの場合、装飾性を排しシンプルに、スペルと相性の良い書体イメージを模索してまとまりや一体感のあるデザインにする事で、企業らしい信頼感が出るように思います。
コテコテと要素を付け加えると、安っぽい印象になってしまいがちです。
お店の店名ロゴの場合は、看板などでもインパクトを持たせたり集客に繋げる必要があるので、ある程度装飾性や独自性が強くても良いように思います。
今回は、会社ロゴですのでシンプルさとまとまり、信頼感を重要視して作成しました。

3.カラーバリエーションや使用イメージの提出

基本的には赤を使用することを前提として進めていましたが、せっかくですので参考までに他カラーだとどんなイメージかというバリエーションも提案しています。
あくまでも使用するべき色味は赤だとオススメした上で、他のバリエーションも実際に見て頂くことで、「やはり赤がいいね」という認識をデザイナーとクライアントが共有できます。
提案時には、名刺や封筒にロゴを入れた場合のイメージ図も添付致しました。
実際のイメージ図をご覧頂くことで、装飾性のないシンプルな文字だけのロゴデザインでも充分存在感がある事を感じ取って頂けます。