ロゴデザイン, ロゴコラム, ロゴまめ知識/2018.01.24
IT企業のロゴデザイン制作事例を紹介致します。
1.IT企業のロゴデザイン制作のポイント
ITと言えば、知識や専門的な技術が強く求められる業種です。
特に近年のウェブやネット、今後はAI関連もあると思いますが、そういった分野では進化のスピードもとても早く、
常に最新の情報を勉強して取り入れていく事が必要となります。
そのため、ロゴとして表したいイメージやキーワードとして、
●先進性
●ハイテク感
●未来感、近未来感
●クール、スタイリッシュ
●知的
●スピード感
●スマート、進化、成長、前進
と言ったコンセプトをお求めになる事が多いです。
選ばれやすい色としては、これまでは先進性やネットのイメージを感じやすいため青がとても多い傾向となっていました。
あとはシルバーとの組み合わせなどです。
しかし、昨今はクラウドサービスの台頭とウェブ界におけるフラット系デザインへの流れにより、
ライム系の明るい緑やオレンジ、グレー、鮮やかな赤など様々な色味(またはそのミックス)が取り入れられるようになってきました。
トーンとしては、明るいトーンの色味が使用される事が多いように思います。
2.制作上の注意
業種のイメージとして先進性が強く求めらる事もあり、ロゴの「流行」「最新」をご希望されるケースが見かけられます。
しかし、ロゴを制作する上で目的意識はとても大切で、いくらITだからと言って、流行のデザインを取り入れたロゴが必ずしも正しいとは限りません。
オウンドメディアやアプリ、システムやサービスといったもののロゴであれば、新しい表現を取り入れたデザインにする事で
ウェブやスマホなどのデジタルデバイス上でも大変効果的なためオススメする場合もありますが、
会社のロゴとなると、先進性がありつつも、普遍性もあるようなデザインにする必要があります。
「今」流行りのデザインは、数年後には最新ではなくなり、場合によっては古さを感じさせてしまいます。
会社のロゴは長く使用しイメージを訴求していく事が大切です。
表面的な新しさだけに着目するのではなく、「誰にどんなイメージを何のために感じて欲しいのか」というような、根幹となる部分をしっかり検討して
制作するのが良いでしょう。
3.デザイン制作事例_1
ウェブに関する、サイトの運営や構築、コンサルティングなども行う会社のロゴデザインです。
イニシャルのSをモチーフとして使用し、直線のみでスタイリッシュなイメージで制作しました。
会社のロゴであるため、流行の表現に頼るのではなく、造形によって洗練された専門性のあるイメージや知的な印象、
提供する品質の高さを表しています。
4.デザイン制作事例_2
システムの制作などを行う会社のロゴデザインです。
業務システムの開発やインターネット、クラウドの活用といった事業から、薄っすらとしたグラデーションを用いて先進的なイメージを出しています。
一目見てITやシステムらしい印象のロゴによって、業種と専門性をわかりやすくアピールしています。
とは言え企業ロゴでもあるためあまり複雑で派手な表現にはせず、ベタでもイメージをそこねず使用できるデザインとなっています。
5.デザイン制作事例_3
デジタルコンテンツやセキュリティなどのシステム関連の事業をされている会社様です。
情報なども含むような事業である事もあり、ITらしいスピード感やシャープさがありながらも、企業らしさもあるロゴとなっています。
企業らしいしっかりとした印象のロゴである事で、信頼感や堅実さを感じる事が出来ます。
また、常に先端を行き、努力し発展していく姿勢をアピールしました。
6.デザイン制作事例_4
デザイン制作から管理まで、ウェブサイトに関する業務を行うウェブコンサルタント、ウェブスペシャリストさんのロゴデザインです。
この場合は個人事業という事もあり、明るい印象もあるデザインになっています。
ご本人の陽気なお人柄もあり、明るく親しみやすく、だけど信頼感もあるシンプルなイメージにしました。
事務所の屋号名から、漢字の「空」の文字をモチーフとして表現しています。
7.デザイン制作事例_5
システム制作会社(情報通信業)が自社開発した、業務システムのロゴデザインです。
この案件は会社ロゴではなく商品のロゴという事があり、また明るく親しみやすく覚えやすいイメージをお求めだったため、
色もカラフルに、明るいトーンで楽しい印象のデザインを制作しています。
「基本的に画面上でしか使用されない」という前提の事例のため、限定した色数や表現方法にとらわれず自由に発想しています。
また、Rやメガネザルのキャラクターのみを抽出し、ファビコンなど様々な用途で使用する事も考慮し制作しています。
以上、IT企業のロゴデザインの制作事例紹介でした。