No.118_大阪で起業される会社のロゴデザインを作成しました!


大阪の企業のロゴデザインを作成させて頂きました。

●1.ロゴデザイン制作ご依頼の経緯
岸和田にて、健康や美容に関する事業を営む会社様です。
新しく起業されるとの事で、知人の方からのご紹介によりご依頼下さいました。
代表者様の年齢がとても若い事もあり、会社のロゴを制作する事によって、企業としての認識を強め信頼感を出したいとのご希望です。
具体的な事業内容としては、サプリの開発と販売や、健康器具・美容商品などの取り扱いとなります。

●2.シンボルマークについて

シンボルマークは、オリーブクラウンをモチーフにしています。
オリーブやオリーブクラウンは社名の由来でもあり、「富を運ぶ」と言われるオリーブを多数敷き詰めたデザインによって、
幸せや豊かさを運ぶ、輝きをもたらすと言う想いを込めました。
またオリーブの葉や枝を一枚一枚紡いで制作し贈呈されるリース状の冠によって、代表者様が大切にしておられる「感謝の気持ちを形に」と言うポリシーにも合致すると考え制作しています。
自然物をモチーフとする事によって、健康や美容と言った事業内容にも合ったロゴにしました。
曲線的で柔らか、優しい印象がありながらも、企業ロゴらしい品格のあるデザインにしています。
オリーブがモチーフだからと言って、ポップ過ぎる印象になってしまわないように注意しながら制作しました。

●3.ロゴタイプ(社名書体)について

ロゴイタプは明朝体(ローマン体)を制作し、落ち着いた印象にしています。
会社のロゴと言う事や信頼感を出す事、また商品の上質さをアピールする事を重視し、品格のあるデザインにしました。
文字数が少なく覚えやすい社名でもあるので、文字間を開け、形もあまり崩したものにはせず読みやすいデザインにしています。

●4.ロゴ制作のプロセス

打ち合わせ時に、上図のようなマトリックスを用いてイメージを共有しています。
最初に話をお伺いしていた時には、上図のグレーで囲ったようなシンプルで親しみやすいデザインを想定していましたが、
お客様と意見を擦り合わせていくと、左に囲ったような範囲の方向性(より企業的でしっかりとしたイメージ)も良いという結論となりました。

社名の書体イメージについても、資料を見ながらお話を伺いました。
こちらも最初はグレーで囲ったようなテイストを想像していたのですが、
左側に囲った範囲のような、落ち着きや高級感がある方向性も良いとのご意見を頂きました。
理由として、会社としての信頼感だけでなく、取り扱う商品自体の価格も高額なものも含まれているためです。
どのようなイメージを想定しているか?またそれは何故か?と言う事を打ち合わせ時にしっかりお互いに確認する事で、
方向性がズレず適したデザインを制作する事ができます。


採用となった案の、初回での提案デザインです。
シンボルマークは変わっていませんが、この時点では社名はゴシック(サンセリフ)調のシンプルなデザインにしていました。
上図のようなサンセリフのデザインでも充分信頼感がある事や、自然や健康に関連した商品を取り扱う事から、
あまりゴテゴテしていない方が良いと考えたためです。
マークのデザインは同じパーツを回転・複製して構成された単純なものですが、たくさんのバリエーションを制作し、
どのバランスがもっとも良いか比較・検討しています。

線の太さや余白、また塗りなのか線の描写なのかなど、実際に制作して検討する事で突き詰めていく(=精度を上げる)事ができます。
また、名刺に使用した際の簡易的なイメージ図やモノクロ・白抜きでの見え方も同時に制作し、提出しました。

イメージ図を提出する事で、ご依頼主様も実際に使用するシーンをより具体的に想像する事ができます。
もう一点、この工程には、名刺に使用した場合の線の細さ(印刷での再現性)を検討する役割もあります。

初回提出後、社名書体を別の案と変更したデザインも検討したいとのご希望があり、提出致しました。
併せて、文字部分については色に関してもバリエーションを制作し、ご比較頂いています。

上図の赤丸をしたデザインが決定となりました。

●5.決定したロゴデザイン

シンボルマークは初回そのまま、文字はより重厚感と品格のあるデザイン、色は自然とオリーブをイメージしたグリーンとなりました。
加工に頼らないシンプルなデザインですので、モノクロや白抜きなど条件に応じて使用できるロゴとなっています。

●6.名刺のデザイン

ロゴデザインの制作と並行して名刺のデザインも制作させて頂きました。
白をベースにしたシンプルなイメージに。全体的に明朝体を使用して落ち着いたデザインにしていますが、黒ではなくグレーを用いて
やや印象を和らげています。

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