No.128_大阪のIT業の会社ロゴデザインを制作させて頂きました。

大阪にてIT業を営む会社様のロゴデザインを制作させて頂きました。

●1.ロゴデザイン制作の動機、目的

個人事業として活動されていた頃から自作のロゴをお使いでしたが、法人化と住所移転を機に、取引先となる企業へ対し会社としての信頼や印象が大切となるため、デザインを刷新しイメージアップを目指しご依頼下さいました。
業種としては、ITを活かしたコンサルティングとなります。
特にそれまでのご経験から経理に対する強みがあり、企業へのIT導入の支援やアウトソーシングなどが主な業務となります。
中小企業の経営者の方々に対し、親しみやすさ=距離の近さを感じて頂けるような。
しかし、会社としての信頼感やサービスの上質さも必要なため、デザインのバランスが重要となる内容でした。

●2.シンボルマークについて

ご依頼当初は、

WEB制作会社の先進的なロゴデザインを制作しました。


のデザインのような、カラフルでグラデーションがあり、先進的な印象をお考えでした。
打ち合わせにてお話を重ねる中で、そう言った視覚的な表現にはこだわらず、フラットで現代のウェブ界隈らしいイメージでも良いのではないかと考えました。
中央の四角形は、バンク=箱を表しています。周囲のドットが繋がり合い増えていくようなシーンを描く事で、利益や人材などが集まっていく、増えていくと言うコンセプトを表現しました。
ドットを用いた記号的なデザインによって、IT業らしいシスマチックさやデジタル感を出しています。
色はカラフルに使い分け、明るさや親しみやすさ、温かみもあるロゴデザインにしました。

●3.ロゴタイプ(社名書体)について

社名書体についてはシンプルな文字を制作しました。
文字が装飾的になるとシンボルマークに対して主張しすぎ、視線が散漫になってしまうためです。
文字の色はグレーをメインにして落ち着いた印象にしています。
丸みのあるフォルムと均一な線によるプロポーションで、近代的でITらしいイメージのデザインにしました。

●4.制作のプロセス

初回の打ち合わせでは、いろいろ話を重ねる中で、「高級感と親しみやすさのバランス」が悩みどころとなりました。
初回提案では多少高級感を強めに出したイメージの案から親しみやすさを強めた案まで提案し、一緒にご検討頂けるようにしました。
一緒に多少の幅をもたせたデザインを検討する事で、「自社にとってどのくらいのイメージが合っているのか」と言う事を客観的に考える機会となります。
「このデザインは印象は良いんだけど、会社と言うよりはサービスやアプリのロゴっぽいですね」というような対話を行い、単純な好みではなく、「なぜこっちの方が良いのか?」といった事を理由や根拠を踏まえて検討しました。

また、初回提出後に直接データをPCに入れてお客様事務所へ持参し、一緒に画面を見て多くのバリエーションを比較しながら微調整を繰り返し精度をあげました。

左が初回時に提出したデザインです。
細さや色味のトーンなどの微妙な調整ですが、印象が大きく変わり、より品位のあるロゴとなりました。

●5.デザインの汎用性

ITらしい印象と明るさを出すためカラフルなロゴデザインとなりましたが、フォルムはシンプルな事により、モノクロでも使用できます。
それにより、様々な媒体や用途で問題なく使用できます。
納品についても、ご不便なくご使用頂けるよう、多様なバリエーションをお渡し致しました。
(上から順に、カラー、モノクロ、白抜きです)

●6.名刺デザインの作成

ロゴデザインの完成後、引き続き名刺デザインの制作も担当させて頂いております。
白をベースとしてシンプルなイメージに。レイアウトや色使いを工夫し、シンプルながらも先進的なイメージのあるデザインにしました。
裏面については全体を茶色ベースにした独自性のある印象となっています。
文字やラインをすべて白で描き、スタイリッシュなイメージとなりました。

 

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