釣りに使用する、プライヤー用の商品ロゴを作成させて頂きました。
プライヤーとは、魚を釣った時に釣り針を外したりラインを切ったりする道具です。
見た目はペンチなどの工具のようなイメージです。

商品のロゴとして作成致しましたが、企業ロゴやブランドロゴのようにヴィジュアル戦略上の重要なコアという位置付けではなく、パッケージ全体のデザイン上のアクセントであったり、認知に繋げるためのアイコン的なツールという考えに基づいてデザインしています。
商品やメーカーの位置付けとしても、ハイブランドのような高級感のあるものではなく大衆向けの商品であるため、スタンダードで抵抗感のないデザインを作成しました。
また、こう言った商品のパッケージともなると小さな面積に企業やブランドのロゴ、キャッチコピーや商品情報などたくさんの内容が入るため、このアイコンが主張し過ぎるのは好ましくないと考えました。
あくまでもブランドロゴや商品名が優先順位が高く、それらを殺さず活かしたデザインにする必要があります。
このロゴ自体が目立ったりインパクトのあるものではありませんが、一連のシリーズの商品に同じようにレイアウトして入れることで統一感と共通性を出し認知と継続した購買に繋がるように致しました。
デザイン自体のテーマとしては、単純ですが文字や線にカットを入れることでプライヤーの性能を表しています。
一見何でもないようなデザインですが、既存の書体で空いたスペースに記載しているだけのものと、こう言ったアイコン的シンボルが入っているのではパッケージのイメージが変わり、効果的です。

パッケージ自体のデザインはグラデーションを使用した深みのあるイメージで制作しており、それを背景として白抜きで少し大きめにシンプルに配置するように致しました。

今後もシリーズが出るたびにシンボルの共通の使い方をしていくことによって、じわじわと認知と信頼に繋がっていきます。