ロゴコラム, ロゴ以外のツールデザイン, 印刷／2018.01.02
デザインと印刷を担当させて頂いた、プリンの帯ラベルが完成致しました。
カフェで作られ道の駅で販売されている、自家製プリン用のシールです。本体とフタをとめる役割を果たします。
【目次】
1.制作の経緯
商品ロゴだけでなく、シール自体のデザインも含め、印刷までまとめて制作させて頂きました。
私も実はこのような洋菓子のシールの制作は初めての経験で、印刷の値段や素材、どういった形にするかなど
何もかも手探りの状態から始まりました。
そもそもプリンのラベルとはどういうものなのか。
コンビニやスーパーで販売されているプリンやラベルシールが使用されているデザートを購入し
考察しながら方向性を練りました。
2.デザインのポイント
品質に定評のあるブランド卵と、低温殺菌牛乳を使用し手作りで丁寧に作る事から、
量販プリンのような煌びやかさをつけるのではなく、
シンプルなデザインにして素朴で安心感のある美味しさと温かみのあるイメージにしようと考えて制作しています。
（デザインの詳細についてはこちらページをご覧下さい。）
https://hotaru-logo.jp/works/post-1752/
3.印刷について
シール１枚あたりの印刷コストが高くなってしまわないよう、デザインについては
●一色のデザイン
●折加工は行わず、線を入れておいて自分で折る時にわかりやすくする
●グラデーションを使わない
●シールの形状もシンプル（円や四角形など）にする
といったルールを設けて作成し、印刷会社についても様々なサービスを比較し検討致しました。
様々に検討した結果、印刷についてはラベルマスター様にお願い致しました。
素材や数量、料金など、こちらからの質問や相談に対し大変丁寧にご対応頂き、
シールも希望通りとても綺麗に仕上げて下さいました。
今回は、シールの紙についてはミラコートという紙を使用しています。
出来るだけコスト的な負担が少ない事を念頭に置く中で、さらに少し安い上質紙との2種で迷いましたが、
光沢があるこちらの紙にし、明るいイメージにしています。（上質紙はミラコートよりもマットな素材です）
ラベルやシールを印刷する際、一枚ずつ切り取られた状態で納品されるものや一枚のシートに複数入れた状態で納品されるものなど
形状についても様々に種類があります。
今回はシールそのものを配布する事はないため、後者のタイプにしてコストを抑えました。
紙でも何でも印刷アイテムについては色にとても悩まされる事が多いです。
デザインを作っているのはあくまでも画面上であって、画面と印刷では全く色が違ったりしますし、
プリンターによっても印刷会社によっても紙によっても全く同じにはなりません。
そのため、お客様にカラーチップを実際にご覧頂き、色番号を一緒に決める事でなるべくイメージと実物のズレが出ないようにしました。
4.完成
それまでは市販のシールを利用されていたのですが、サンプルをお持ちした際、「イメージがとてもしっかりした感じになりますね！」と大変喜んで頂けました。
お客様が喜んで下さっているシーンを体感できた事に、とてもありがたく思います。
今回ロゴデザインとシールを制作させて頂いたプリンは、愛彩ランドと葉菜の森で発売中です！
愛彩ランド
https://www.city.kishiwada.osaka.jp/soshiki/48/michinoekiaisailand.html
葉菜の森
http://www.izumi-farmers.co.jp/
