No.070_奈良県の矯正歯科クリニックの明るく爽やかなロゴデザイン

矯正歯科クリニックの明るいロゴマーク

奈良県にある、矯正歯科様のロゴデザインを作成させて頂きました。

制作のご依頼を下さったのは、医院を引き継いだ二代目の先生です。クリニックの概要については下記記事にて紹介させて頂いています、よろしければこちらも是非ご一読下さい。

https://hotaru-logo.jp/columns/customers-introduction/post-967/

こちらのお客様とは、初回のヒアリングから始まりデザインの提案や修正など、何度も大阪にて直接お会いして打ち合わせを重ねて進行致しました。最初の問い合わせフォームによるご相談時から、どのようなロゴデザインを作成したいかがハッキリしており、ご希望に合わせてぶれる事なくしっかりと進める事が出来ました。

デザインのモチーフは、ヨット。歯科なのになぜヨット?と私も疑問でしたが、矯正歯科に相談に来られる方たちは、初めての治療でありとても不安な気持ちを抱いています。ヨットは波の上で不安定なものですが、「美しい歯並び」や「笑顔」などの目標に向かい、患者さんをしっかりと支えていく、一緒に目標や理想に向かっていく、導いていくという意味を込めたい。そして相談に来られた患者さんに、ロゴのコンセプトを説明しながらそういった理念や想いを伝えていきたい、とご説明下さいました。

最初のヒアリング時には、具体的なデザインのご希望のみならず様々な質問をしてお客様のことを出来るだけ理解するように努めているのですが、どんなクリニックにしていきたいか、どんなイメージを出していきたいかという事をご自身でもしっかり考えてらっしゃったため、こちらからのほとんどの質問に対しその場ですぐに答えて下さいました。

ご自身でもなんとなくのロゴのイメージを考えて下さっていたようで、ラフスケッチの用意がありました。

問い合わフォームでご相談頂いていから実際のヒアリングまでに少し時間がありましたので、それまでにお伺いしていたキーワードなどを元に、ざっくりとした参考案をいくつか私からも持参致しました。これらを見ながら、どのデザインのどういう部分が良いと思うか、またはかけ離れているかなどをお伺いし、またその理由も聞く事でお互いのイメージがズレないようにしていきます。(この時は、笑顔、歯、幾何学的、シンプルというキーワードからラフイメージを作成しています)

さらにそれ以外にも、ヒアリング時に下記のような簡易マトリックスを用意し、どの辺りを目指すべきか、またその理由は、など一緒に話し合いデザインの方向性やポイント、お互いの意思を確認していきます。(グレーの四角形の辺りを目指そうという事になりました)

帰宅後、お客様からのラフスケッチをベースに作成したデザインと、確認した方向性からは外れない中でのこちらからの提案デザインを考えていきました。まずはやはり手書きのラフからです。ラフスケッチ前に、伺った内容を改めて確認したり整理したり優先順位をつけたり…といった事も大変重要となります。

波に揺られているイメージや目標(向かっていく方向の指針)である太陽、患者さんを象徴するヨットといったテーマを元に、数パターンのデザインを作成して案として提出致しました。

ご依頼当初には「幾何学的」というワードが含まれており、例えば円や四角形で作られたピクトグラム的な図形的デザインを想像していましたが、「見た目は明るく安心感があるけど、実は計算されて作られている」というコンセプトを込めて欲しいという事でした。そのため、ロゴの見た目は幾何学的ではないのですが、いわゆる黄金率の円を使用した曲線によって描かれたデザインになっています。これは、「クリニックからの治療の提案は、全て客観的なデータに基づいている」「(施術の)説明できるしっかりした理由や背景があり、相手に納得して頂いた上で進めていく」という想いをロゴにも取り入れており、これについてもロゴデザインのコンセプトを説明する事で、前述のようなクリニックの方針を伝えたい。との考えから作られています。

完成案です。患者さんを表すヨットをモチーフにしたシンボルマーク、クリニック名を描いたロゴタイプ(名称の書体)、患者さんの不安とそれへの支えを示す笑顔の波、目標や指針を象徴した太陽…、というように、ロゴを構成する要素が多いデザインのため、バリエーションを用意する事で場面に応じて使い分けられるようになっています。

 

 

グラデーション使用のフルカラーをベースとした表現のデザインのため、造形はシンプルにし、一色ベタなどフルカラー以外の条件でも使用出来る汎用性を持たせたロゴに致しました。実際に、お礼状などは墨一色のため、ベタバージョンのロゴをご使用頂いています。

ロゴのデザインが完成した後も、様々なツールのデザインをご相談頂いています。具体的には、名刺のデザイン、封筒のデザイン、紹介状やお礼状のデザイン、DMのデザインなども制作させて頂きました。

印刷物については直接お会いする際に印刷会社の紙サンプルを持参し、こちらからのオススメの紙を提案しつつご希望を伺っています。最初は私共で印刷の発注まで担当しておりましたが、印刷作業については自分たちで行いたいとのご希望が出てきたため、印刷会社への印刷の発注方法などをお伝えし、サポートさせて頂いています。

 

 

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